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不動産の相続について

2024/03/18

弁護士法人Legal Homeは、大阪の豊中に拠点を置き、法律問題にお悩みの方のお力になれるように日々尽力しております。おひとりでは解決しづらい問題も、経験豊富な弁護士がそばにいることで解決に向けて前進できるようになります。このブログでは、クライアント様から頻繁に寄せられるご相談や、お役立ていただける情報をわかりやすくお届けしてまいります。不動産の相続は多くのご家族にとって重要な問題です。遺産として残された不動産の扱い方は場合によっては非常に複雑な手続きが必要な場合があります。そこで今回は、不動産を相続する主な4つの方法と、それぞれの注意点についてご紹介します。

【不動産の相続の方法1】現物分割

シンプルだが平等性が課題
現物分割は、不動産をそのまま相続人に引き継ぐ方法です。この方式の最大のメリットは、そのシンプルさにあります。不動産を売却し、その利益を分配する必要がないため、手続きが迅速に進みます。

注意ポイント
不動産の価値が異なる場合、相続する不動産の価値によって不公平感が生じる可能性があります。このような不満はトラブルになる恐れがあるため、これを避けるために、事前に明確な合意を形成しておくことが大切です。

【不動産の相続の方法2】代償分割

柔軟性がカギ
代償分割では、不動産を相続する人が他の相続人に対して代償を支払います。この方法は、不動産を欲する相続人と現金等の代償を希望する相続人がいる場合に適しています。

注意ポイント
代償分割は、不動産の価値に基づいて公平な分配を実現するための柔軟性を提供しますが、相続人間での合意形成が必須であり、場合によっては評価額に関する意見の相違が生じる可能性があります。

【不動産の相続の方法3】換価分割

現金化による平等分配
不動産を売却し、その売却益を相続人で分配する換価分割は、相続人全員が不動産の保有を望まない場合に適した方法です。

注意ポイント
換価分割により、相続財産を平等に分配することが可能になりますが、市場条件に左右されるため、不動産の売却価格が希望に満たない場合もあります。また、売却には時間がかかることがあるため、迅速な解決を求める場合には不向きかもしれません。

【不動産の相続の方法4】共有名義

共同保有にはトラブルが課題
複数の相続人が共有名義で不動産を相続する方法です。共有名義にする場合は、各相続人が所有する不動産の割合を持分割合として設定し登記します。

注意ポイント
共有名義の方法は将来的に、不動産の管理や売却、維持費用の支払いに関して相続人の間で意見が分かれやすく、トラブルの原因となることがあります。

不動産の相続は複雑な手続きを含むため、まずは専門家にご相談をおすすめします

最後までお読みいただきありがとうございます。不動産相続には、現物分割、代償分割、換価分割、共有名義という4つの主な方法があることをご紹介しました。
それぞれの方法には良い点もあれば注意点もあり、相続人の状況や不動産の特性に応じて最適な選択をすることが重要です。相続プロセスを円滑に進めるためには、相続人どうしでの事前の話し合いと、必要に応じて専門家の助言を求めることが大切です。
不動産の相続は、相続人同士で適切な計画とコミュニケーションにより、公平で納得のいく解決が必要になります。しかしながら、手続きが複雑であるため専門家との相談を通じて、準備を進めることをおすすめします。弁護士法人Legal HOMEは遺産相続に関する豊富な経験と実績を活かして日々多くの相続トラブルに尽力してまいりました。相続に関するお悩みは、ひとりで抱えず、まずは無料の相談サービスをご活用ください。専門家が迅速かつ適切にお手伝いをさせていただきます。

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